やはり液晶では塗れぬ……
Webで調べ物をしていて、ときどきこんな状況に出会う。
表が表示されていて、凡例が添えられている。
どうやら条件別に欄の背景を淡色で塗り分けているということらしい。
だけど、どの欄も背景白いんですけど?今は全部白ってこと?
ふと背中が丸まって目線が少し下がる。
……実は塗り分けられてるやん!
正面から見たら全部真っ白に見えてたよ!!
実際にこういう状況を体験してみると、自分では見えない(が、他人様の環境では丸分かりかもしれない)塗りムラが怖くて濃淡をつけた塗りができぬ。
よく分からないメーカーの品ということもないし、そんなに変なモニタを使ってるわけではないと思う。
それとも、超高級なモニタならもっとちゃんと見えるのかしら?そういうのを買わねばならんの?
……。
逆に考えるんだ。
このご時世、他人様も大半はLCDを使ってるに違いない。
でもって、大抵は自分の使ってるのとそう変わらない品質のものだろう。
目線を変えたりしても自分のところで見えない程度のムラは、他人様のモニタでもきっと見えないから、ムラムラしてるかもしれなくてもオッケーということにしてしまえ。
……いいのか、それで?
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コメント
家(のPCは液晶モニター)に作業を持って帰るときがあっても、
色だけはなるべく家で決めないようにしてますね。
とはいえ、仕事柄最終出力がNTSCというパターンが圧倒的に多いの
ですが、その条件下では環境を選ぶような微妙で高精度な色遣いは、
むしろ「禁じ手」なんじゃないか?
…とかも長年思ってたりします。
音響のプロが仰った、「最終的な音は安いスピーカーで確認」という
のと根っこは同じかも。
投稿: 森山昇一 | 2007/04/20 12:45
最終出力が一般的な安い機器というのだと、そういうので出力しても破綻しないことの確認は必要ですよね。
映像の場合だと、細かい描き込みとか暗いシーンで黒っぽいものがうごめいてるとかでしょうか。
安い機器で出力確認というのは必要だと思うんですけど、制作環境自体も安い機器だと、ちょっといい機器で出力された場合に制作者の気付かない粗が見えてしまうんではと思うんですよ。
たとえば、完璧にレタッチしたつもりの画像に、染み抜きに失敗したときの輪染みのようなものが見えたり、きれいに着彩したつもりの女の子の顔に、天下御免の向こう傷っぽいものが残ってたりするとイヤだなあ、と。
投稿: りょー | 2007/04/20 16:21
>ちょっといい機器で出力された場合に制作者の気付かない粗が見えて
>しまうんではと思うんですよ。
それはもちろんありますよ。
3年くらい前のコンテストOPで、アニメ調のエッジがいらんところ
に出るのを消すのに、全フレーム手でレタッチとか敢行しましたが
その作業を液晶モニタでやったばっかりに、よくみると修正の跡が
蠢いてる動画になり後で再レタッチするハメになったりしました。
やっぱりあれです、24ビットフルカラーでも人類には多すぎです。
…6ビットカラーくらいが丁度良(をい
投稿: | 2007/04/20 16:50
失礼。名前抜けてました。上の無名投稿は私です。
投稿: 森山昇一 | 2007/04/20 16:51